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Home > 当社の持つノウハウ

Laine

ウール処理工程には様々な作業工程がありますが、当社では、各作業を仕切る契約専門職人と共同で毛刈り以外の全ての段階を監督しています。


1. 飼育農家におけるクリッピングおよび羊毛の収穫


クライアントの需要および製品の用途に最も適したな品質の羊毛を選択すること。


当社では、現地に何度も足を運んで選んだ飼育農家や羊毛生産業者と、いつも密接に連絡を取り合っています。原料段階から品質管理をすることは当社の優先事項です。



2. 選毛


当社の羊毛の大部分は選毛台にのせて、汚れ、長さ、色合い、太さにより選り分けられます。概ね、汚れが多く、黄色みを帯びていて、品質にも難のあることが多い腹や脚の毛が取り除かれます。




3. 洗毛


原毛は様々な不純物を含んでいます。精製するとラノリンが取れる不溶性羊毛脂(グリース)、脂肪酸塩からなる水溶性羊毛脂、泥、排泄物、植物質の不純物などです。水と洗剤による洗浄で、水溶性の羊毛脂が水に溶け出し、不溶性羊毛脂が泥と混じって混濁沈殿します。植物質の不純物は洗浄の機械的作用により取り除かれます。



洗毛は機械でゆっくり時間をかけて行います。こうすることで、隅々まで洗い上げることができ、また、洗浄段階ごとに品質管理をすることができます。


当社の洗浄工程は環境にやさしい方法で実施されます。 洗剤や脱脂剤はいずれも生物分解可能なもののみを使用しています。


廃液は欧州連合の新規格を満たす最新の汚水処理施設で処理されます。



4. カーディング


カーディングは洗い上げた羊毛をほぐして均一にする作業です。1本1本にほぐした繊維は薄いフイルム状の膜を形成します。この膜を何枚も重ねてふとん綿とします。植物質の不純物が残っている場合も、この段階で取り除きます。



TonteLavage